【風邪をひきやすい秋冬に】マイタケで発熱・鼻水の日数が減る?18〜85歳の二重盲検試験でわかった効果

【風邪をひきやすい秋冬に】マイタケで発熱・鼻水の日数が減る?18〜85歳の二重盲検試験でわかった効果

公開日:2026年9月25日

さくっと結論

健康な若年成人(18〜20歳)と中高年(40〜85歳)を対象にした無作為化二重盲検プラセボ対照試験で、Y10M株のマイタケ入りパンを毎日食べた群は、発熱と鼻水の累積日数が両年齢群で少なくなりました。若年成人ではのどの痛みの日数も少なく、中高年では抗ウイルス反応に関わる免疫細胞の増加も報告されています。
ただし効果は株と年齢によって異なります。

論文情報

内容要約

目的

マイタケの継続摂取が、風邪などの上気道感染症の症状と、免疫応答に与える影響を検証しました。

方法

  • 研究デザイン: 無作為化二重盲検プラセボ対照試験(2つの年齢群)
  • 対象者: 健康な若年成人(18〜20歳)と中高年成人(40〜85歳)。
  • サンプルサイズ: 若年成人76名、中高年成人79名
  • 摂取量・期間: マイタケ(Y10M株またはC5304株)入りパンまたはプラセボを毎日摂取。若年成人は11週間、中高年は18週間。マイタケの含有量は抄録に記載なし
  • 評価項目: 上気道感染症の症状(発熱・鼻水・のどの痛みなど)、免疫細胞・遺伝子発現

結果・考察

群・指標結果
Y10M株群の発熱・鼻水の累積日数両年齢群で少ない
Y10M株群のノドの痛みの日数若年成人で少ない
C5304株群効果は限定的
中高年のY10M株群の免疫指標形質細胞様樹状細胞(ウイルスに反応する免疫細胞)の割合が増加、樹状細胞の活性化、I型インターフェロン関連遺伝子の発現が上昇
上気道感染症の発生率有意な群間差は示されず

感染そのものを減らしたというより、症状の日数が少なくなる傾向が見られた点が特徴です。
同じマイタケでも株によって結果が分かれ、年齢でも効果が異なりました。

結論

著者らは「マイタケの摂取、特にY10M株は、上気道感染症に関連する一部の症状の負担を減らし、抗ウイルスの自然免疫応答を調整する可能性がある」と結論づけています。効果は株や年齢によって異なるとされています。

ブログ執筆者まとめ

当ブログでは先日、同じY10M株のマイタケを使った認知機能の研究を紹介しました(【物忘れが気になる方へ】マイタケで認知機能が上がる?日本人高齢者47名の18週間試験でわかった効果)。
今回は同じ研究グループによる、風邪の症状と免疫に着目した試験です。
ただし、効果が見られたのは特定の株が中心で、感染の発生率自体は変わらなかったとされる点には注意が必要です。
風邪症状が続く場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

マイタケを「風邪をひきやすい季節の食習慣」に取り入れるには

研究では、マイタケ入りのパンが使われました。
マイタケは秋が旬の食材で、鍋やスープに使いやすいのが特長です。
ただし、食べ物だけで風邪を防げるわけではなく、手洗い・睡眠・バランスの良い食事が基本です。

  1. まずは食品から: 味噌汁、鍋、炊き込みご飯、炒め物など、旬のマイタケを普段の料理に加えることから始めましょう。加熱しても使いやすい食材です。
  2. 研究に近い形で摂りたい場合の選択肢: 乾燥マイタケや粉末など、量を管理しやすい加工品を補助的に活用する方法もあります。ただし、研究で使われた株と同じ製品とは限りません。
  3. まずは無理なく続けられる食習慣から: 特定の商品に頼るより、秋冬の食卓に週の数回、マイタケを取り入れる習慣づくりを優先しましょう。

30秒で解決!マイタケと風邪の症状に関するQ&A

Q. マイタケを食べれば風邪をひかなくなりますか?

A. 今回の研究では、上気道感染症の発生率そのものに群間差は示されなかったとされます。症状の日数が少なくなる傾向が見られましたが、感染を防ぐと断定はできません。まずは手洗い・睡眠・バランスの良い食事を基本に、旬のマイタケを普段の食事に加えるところから始めましょう。

Q. スーパーで買えるマイタケでも同じ効果が期待できますか?

A. 今回の研究では、Y10M株では症状の日数が少なくなった一方、C5304株では効果が限定的でした。市販のマイタケの株がどちらに近いかは分からないため、効果は保証できません。まずは食事の一品として楽しんでみてください。

Q. 風邪のひきはじめにマイタケを食べれば治りますか?

A. 今回の研究は、毎日継続して食べた場合の症状の日数を調べたもので、風邪の治療効果を検証したものではありません。発熱や症状が続く場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。

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まとめ

旬のマイタケは、風邪をひきやすい季節に、発熱や鼻水の日数を少なくする可能性が示された注目の食材です。ただし効果は株や年齢で異なります。
明日からは、鍋や味噌汁に旬のマイタケを一握り加えることから始めてみましょう。

 
※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。

  

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