海藻を食べることで酸化ストレスを減らすことが可能?

論文情報
タイトル
著者名
ホウ・チエンウェン、他
所属
台北大学スポーツ科学研究所運動生化学研究室
内容要約
目的
オゴノリの効果をラットを用いて行った研究。
方法
40匹のラットを、海藻群、運動群、運動+海藻群、対照群の4群にチーム分け。
10週間の飼育期間。
海藻群:オゴノリ粉末を250mg/kg/日経口摂取
対照群:生理食塩水を250mg/kg/日経口摂取
運動群:梯子上り運動、ラットの体重の65%の重量の負荷をかけ、ラットが梯子を上りきることができなくなるまで30gずつ負荷を追加、ラットが疲労困憊するまで、または8回上りきるまでこれを繰り返し、その都度、最大強度を記録、期間中に35回実行。
結果・考察
体重
・全体重はベースラインから全群同等に増加。
摂食量
・摂食量は群間に有意な差はなし。
長母趾屈筋の重量
・運動群と運動+海藻群では、海藻群や対照群と比較して有意に筋肉量・筋力が増加。
糖代謝への影響
・血糖値は全群で有意差なし。
・インスリン値は海藻群と運動+海藻群では、運動群や対照群と比較して有意に高値、運動+海藻群は海藻群と比較しても有意に高値。
酸化ストレス(TBARS)
・運動群は対照群や海藻群と比較して有意に上昇。
・運動+海藻群では、運動群と比較して有意に低値。
活性酸素分解酵素(SOD)の活性
・海藻群と運動+海藻群では、運動群や対照群と比較して有意に高値。
オゴノリを摂取することで、酸化ストレスによる悪影響を抑えながら、筋肉量や筋力の増加できる可能性がある。
他の栄養成分との兼ね合いやオゴノリを摂取するタイミングについてさらなる研究・調査を待ちたい。
オゴノリは刺身のツマとして食べられることが多いので、アスリートは刺身のツマも残さずに食べましょう!
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