牛乳の摂取量が未来の握力に影響する?

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タイトル

Milk intake across adulthood and muscle strength decline from mid- to late life: the MRC National Survey of Health and Development

内容要約

目的

成人期の牛乳摂取量が高齢期の筋力に関連があるかを追跡した研究。

方法

1946年からの長期追跡調査。
食習慣を36歳、43歳、53歳、60~64歳の4つのタイミングで実施。
5日間の食事記録調査。
牛乳の摂取量に応じて3つのグループに分け、摂取量が少ない順にグループ①、②、③とした。

結果・考察

・牛乳の摂取量は36歳時点で最も少なく、53歳時点で最も多かった。
・すべての年齢時点で男性の方が女性よりも乳たんぱく質摂取量が多かった。
・総牛乳摂取量、および全脂肪乳の摂取量はサルコペニア有病率と関連がなかった。
・低脂肪乳の摂取量はグループ②ではグループ①よりもサルコペニア有病率の有意な低下が認められた。
グループ③とグループ①では違いがなかった。
・高齢期での握力は、男性ではグループ③の方がグループ①より握力が有意に高かった。
女性では違いがなかった。
・男性においては、成人期に牛乳の摂取量が多いと、筋肉の低下を防ぐ可能性がある。

※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
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