食事の質はシチュエーションによって変わる?
論文情報
タイトル
著者名
佐々木 聡、他
所属
東京大学大学院医学系研究科社会予防医学専攻
内容要約
目的
個人内での食事の質の変動を規定する食事場面の特性について調べた研究
方法
方法
対象
年齢:30~76歳
人数:111名
性別:男女
秤量法による食事記録
4日間の飲食内容をすべて計量、記録
各食事場面の特性:勤務日かどうか、食事の種類(朝食/昼食/夕食)、同伴者の有無、食事場所(自宅/外出先)、食事中のスクリーン使用(スマートフォンの操作やテレビ視聴)の有無を記録
結果・考察
食事の種類
・男性では、朝食と比較して昼食の食事の質が有意に低く、夕食の食事の質が有意に高い。
・女性では、朝食と比較して夕食の食事の質が有意に高い。
同伴者の有無
・男性では、一人で食べるときよりも誰かと一緒に食べるときの方が食事の質が有意に高い。
食事場所
・女性では、自宅よりも外食の方が食事の質が有意に高い。
年齢
・男女ともに年齢が高い方が食事の質が有意に高い。
喫煙
・男女ともに非喫煙者の方が食事の質が有意に高い。
BMI
・女性では、BMIが高いほど食事の質が有意に高い。
その他
・勤務日かどうか、食事中のスクリーン使用の有無は、食事の質との間に有意な関連がみられず。
⇒食事場所はあくまでも自宅以外ということで、お弁当も含まれるとのこと。
また、同伴者が家族なのか同僚なのかまでは不明。
食事を記録・秤量するため、普段の食事とは異なる食事をしている可能性も。
※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
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