チーズを食べる習慣があると認知機能が保たれる?

チーズを食べる習慣があると認知機能が保たれる?

論文情報

タイトル

Inverse Association between Cheese Consumption and Lower Cognitive Function in Japanese Community-Dwelling Older Adults Based on a Cross-Sectional Study

著者名

鈴木 貴雄、他

所属

桜美林大学老年学研究所

内容要約

目的

チーズと認知機能に関係があるかを調べた横断研究。

方法

対象
年齢:65歳以上
国籍:日本人
性別:男女
人数:1,504名

認知機能低下:MMSE(Mini-Mental State Examination、認知機能障害のスクリーニング検査)スコアが23点以下

結果・考察

チーズ摂取者:週に1回以上チーズを摂取、全体の81%
歩行速度が速い、歯の残存本数が多い、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が高い、牛乳をよく飲んでいる、尿失禁の頻度が低い、MMSEのスコアが高い

ロジスティック回帰分析
認知機能低下と関連する条件
チーズの摂取状況、年齢、通常歩行速度、ふくらはぎの周囲径

⇒チーズ摂取による認知機能の維持が可能かもしれない。
1食でどの程度チーズの量を食べているか、チーズの摂取頻度や量で分類・比較するとどうなるか、が気になるポイント。

骨の健康だけでなく、認知機能の低下を防ぐためにも高齢者にはチーズの摂取を勧めることが重要かもしれない。(肥満者は除く。)

※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。

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