ビタミンD不足だと運動による動脈硬化リスクの改善効果が低下する?
タイトル
内容要約
目的
ビタミンDの摂取状況が運動の動脈硬化リスク改善効果に与える影響を検討する研究。
方法
普段運動を行っている男子大学生50人にエルゴメーターによる運動負荷を実施。
①運動負荷前(ベースライン)、②負荷終了直後、③15分後、④30分後、⑤45分後、⑥60分後にPWV(脈波伝播速度)と血圧、心拍数を測定。
A.ビタミンD充足チーム(血中ビタミンDが50nmol/L以上)とB.ビタミンD不足チーム(血中ビタミンDが50nmol/L未満)に分けて比較。
結果・考察
②負荷終了直後、③15分後、④30分後において、Aチームの方が血管の弾性が有意に見られた。
ビタミンDが不足していると、運動による動脈硬化リスクの改善効果が得られない可能性がある。
普段運動をしていない人たちや女性においても同様に効果が低下する可能性があるのか、どのようなメカニズムで効果が消失するのか、などの検討が必要。
※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
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