緑茶を飲むことで運動による減量の効果がさらに高まる?

緑茶を飲むことで運動による減量の効果がさらに高まる?

論文情報

タイトル

Does green tea catechin enhance weight-loss effect of exercise training in overweight and obese individuals? a systematic review and meta-analysis of randomized trials

著者名

ファルハド・ゴラミ氏、他

所属

シャーロード工科大学

内容要約

目的

運動介入による減量効果に緑茶の摂取が影響を与えるかを検証したメタ解析

方法

対象
10件の研究
年齢:21~70歳
性別:男性のみ2件、女性のみ5件、両方3件
BMI:25以上
運動:有酸素トレーニングのみ6件、高強度運動2件、両方2件
介入期間:8~24週間
運動頻度:3~5回/週

緑茶はサプリメントにて摂取、99~1,500mg/日

サプリメントで摂取しているので、単位が「mg」なんですね!
緑茶のサプリメントで市販されているものだと以下のようなものがあります。


グリーンティー 【 iHerb アイハーブ 公式 】 100mg 90粒

茶カテキンが入ったサプリメントは様々な種類が販売されています。
茶カテキンには1日の消費エネルギーの増加を促すことがわかっており、カフェインと組み合わせることでさらに高まることも分かっています。*
*The effects of catechin rich teas and caffeine on energy expenditure and fat oxidation: a meta-analysis

結果・考察

体重
・運動しつつ緑茶を摂取した方が、運動のみよりも有意に体重減少が認められた。

BMI
・運動しつつ緑茶を摂取した方が、運動のみよりも有意にBMI低下が認められた。

体脂肪量
・運動しつつ緑茶を摂取した方が、運動のみよりも有意に体脂肪減少が認められた。

身体的な変化は運動だけするよりも、緑茶も飲むことでさらに成果を出せそうですね!

トリグリセライド
・運動しつつ緑茶を摂取しても、運動のみの場合と比べてトリグリセライドへの影響に違いはなし。

LDLコレステロール
・運動しつつ緑茶を摂取しても、運動のみの場合と比べてLDLコレステロールへの影響に違いはなし。

HDLコレステロール
・運動しつつ緑茶を摂取しても、運動のみの場合と比べてHDLコレステロールへの影響に違いはなし。

血中脂質への影響は各研究によって結果に違いが出たようです。緑茶の摂取量やタイミング、運動内容によってバラつきがあるのかも。

※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。

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