スポーツは不安や睡眠障害を改善する?
論文情報
タイトル
著者名
ソン・チェン、他
所属
中国東北大学体育学部
内容要約
目的
スポーツが不安や睡眠障害に与える影響を調べた研究。
方法
対象
年齢:平均21.3歳
人数:197名
性別:男女
属性:大学生
期間:6週間
不安のレベルは、自己評価式不安尺度(SAS、20項目の質問で構成、50点未満は正常、50~59点は軽度の不安、60~69点は中等度の不安、69点以上は強い不安のある状態)で評価。
睡眠は、ピッツバーグ睡眠質問指数(PSQI、0~5点は良好、6~10点は比較的良好、11~15点は比較的不良、16~21点は不良)で評価。
①団体競技チーム、②個人競技チーム、③比較対照チームの3チームに分ける。
団体競技:バスケットボール
個人競技:ランニングと筋トレ
結果・考察
不安レベルの改善
・自己評価式不安尺度(SAS)が6点以上低下した割合は、団体競技チーム69.7%、個人競技チーム59.4%、比較対照チーム38.8%となり、比較対照チームよりも団体・個人競技両チームが有意に多い。
・団体競技チームは個人競技チームと比較して有意に多い。
睡眠の質の改善
・ピッツバーグ睡眠質問指数(PSQI)が2点以上低下した割合は、団体競技チーム78.8%、個人競技チーム78.1%、比較対照チーム28.4%となり、比較対照チームよりも団体・個人競技両チームが有意に多い。
・団体競技チームと個人競技チームとの間に有意差なし。
団体競技・個人競技問わず、スポーツは不安レベルや睡眠の質を改善することが期待できる。
短期間の介入や他の団体・個人競技、年配の方でも同様の効果が期待できるのかが気になるポイント。
※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
-
前の記事
海洋深層水が筋肉機能の低下を抑制する? 2024.07.12
-
次の記事
ランニング後は低脂肪で高糖質の甘い物が食べたくなる? 2024.07.28