クレアチンの摂取は疲労回復を高める?
論文情報
タイトル
著者名
村山 光義、他
所属
内容要約
目的
クレアチンの摂取が運動誘発性筋肉損傷(EIMD)からの回復にどのように影響を与えるかを調べた調査。
方法
対象
年齢:21–36歳
国籍:日本人
性別:男子
人数:20名
二重盲検ランダム化プラセボ対照試験
①クレアチンチーム(クレアチンを3g/日摂取)と②セルロースチーム(セルロースを3g/日摂取)に分けて28日間介入
ダンベル運動を行い、運動前・運動直後・運動1・24・48・72・96・168時間後(運動1時間後・1・2・3・4・7日後)に筋肉の損傷指標を測定
結果・考察
可動域(ROM)
・クレアチンチームでは、セルロースチームと比較して運動後24時間において有意に高値。
最大随意収縮(MVC)
・クレアチンチームでは、セルロースチームと比較して運動直後・運動後48・96・168時間において有意に高値。
→クレアチンチームでは可動域や筋力が早く回復したことを示唆
上腕周囲径
・クレアチンチームでは、セルロースチームと比較して運動後48・72・96・168時間において有意に低値。
筋肉の弾性係数
・クレアチンチームでは、セルロースチームと比較して運動後96・168時間において有意に低値。
→クレアチンチームでは運動による炎症が早く収まったことを示唆
筋肉の疲労感
・クレアチンチームでは、セルロースチームと比較して運動直後・運動後168時間において有意に低値。
→クレアチンチームでは運動からの疲労回復が早まったことを示唆
⇒女性や高齢者、下半身のトレーニングでも同様の結果が得られるか、クレアチンを摂取するタイミングを変えると結果に影響があるかなどがポイント。あとは長期摂取による影響はあるのかどうか。
スポーツ選手でクレアチンなどのサプリメントを摂取する場合はドーピングに引っかからない製品を選ぶことも重要です。
DNSは国内メーカーで「インフォームドチョイス」というアンチ・ドーピング認証プログラムを取得している製品を多数取り扱っています。
DNSのクレアチン製品はこちらなどがあります。
※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
-
前の記事
楽しみながら学べる!栄養クロスワードパズルを作ってみました! 2024.05.26
-
次の記事
スケソウダラを毎日食べると筋肉がつく? 2024.06.16