牛乳を習慣的に飲むと重度の歯周病を防げる?

NO IMAGE

タイトル

Evaluation of the Association between Amount and Type of Milk Consumption and Periodontitis: Data from the Korea National Health and Nutrition Examination Survey (2016–2018)

内容要約

目的

牛乳摂取と歯周病の関連を調査する研究。

方法

韓国人1万8,034人(2016-2018年)が対象。
歯周病重症度の評価指標(community periodontal index;CPI)
0:正常
1:歯肉出血
2:歯石あり
3:中等度の歯周炎または深さ3.5〜5.5mmの歯周ポケット
4:重度の歯周炎または深さ5.5mm以上の歯周ポケット
今研究ではCPIが4以上の場合を「重度の歯周病」と定義

結果・考察

全体
・男性では10.7%、女性では5.7%が重度歯周病あり
・年齢、腹囲長、収縮期血圧、空腹時血糖値、糖尿病・高血圧・メタボリックシンドロームの有病率は重度歯周病ありチームの方が高値
・習慣的な運動の頻度は重度歯周病なしチームの方が高値

牛乳摂取頻度
・男性では、牛乳摂取高頻度チーム(週5回以上)では牛乳摂取低頻度チーム(週4回以下)よりも重度歯周病が少なかった
・女性では、牛乳摂取高頻度チームと牛乳摂取低頻度チームの間で有意差はないものの、牛乳摂取高頻度チームの方が重度歯周病が少なかった

牛乳摂取量
・男女ともに、牛乳摂取多量度チーム(月に1カップ以上)では牛乳摂取少量チーム(月に1カップ以下)よりも重度歯周病が少なかった

男性では牛乳の摂取頻度・量が重度歯周病に関連する可能性がある
ただし、個々の具体的な牛乳摂取量はこの調査からは割り出せない

※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。