巨人をイメージすることで実際の動作が変化する?

巨人をイメージすることで実際の動作が変化する?

論文情報

タイトル

Impact of body image on the kinematics of gait initiation

著者名

屋京典氏、他

所属

京都工芸繊維大学

内容要約

目的

身体イメージの変化が歩行動作に与える影響を調べた研究。

方法

対象
年齢:18〜19歳
性別:男女
人数:26名

①目を開けた状態で歩く
②目を覆った(ブラインド)状態で歩く
③目を覆った状態で「自分の身体が天井(約4m)まで届くほど大きくなった」と想像しながら歩く
④再び通常の身体イメージを思い浮かべた状態で目を覆って歩く
⑤最後に目を開けた状態で通常の身体イメージに戻して歩く

の5つの条件で4歩分の歩行を実施。

イメージ力に個人差はあったのでしょうか。

歩幅(ステップ長)、足の持ち上げ高さ、1歩にかかる時間を計測。

結果・考察

歩幅(ステップ長)、足の持ち上げ高さ、1歩にかかる時間
③の条件では、他の条件と比較して有意に増加。

イメージすることの重要性が証明されたかもしれませんね。

ブログ執筆者まとめ

特に道具を必要とせずにイメージだけで結果が異なるという結果がおもしろいですね。

今回の実験は4歩分の歩行ということなので、長い距離を歩く条件では差が出ないかもしれません。
アスリートが試合前に良いイメージを持って臨むことの重要性を補強する研究かとも思いましたが、良い結果をイメージするのとはまた別かもしれませんね。
練習で自分の身体が大きくなったと言い聞かせて、よりダイナミックに動かせるようにする、みたいな活用法になるのでしょうか。

※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。

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