ココアフラバノールを摂取すれば判断力低下を防げる?

ココアフラバノールを摂取すれば判断力低下を防げる?

論文情報

タイトル

A single intake of flavanol-rich cocoa improves inhibitory executive process under cognitive fatigue during aerobic exercise in men: a randomized, double-blind, placebo-controlled crossover trial

著者名

塚本勇人氏、他

所属

早稲田大学

内容要約

目的

運動中の疲労による判断力低下をポリフェノールの一種であるココアフラバノールで防ぐことができるかを調べた研究。

方法

対象
年齢:22 ± 2歳
性別:男性
人数:18名

二重盲検法、無作為化クロスオーバー試験。

ココアフラバノールを摂取量を、①高容量(500mg)、②低容量(50mg)、の2つに分けてパフォーマンスを評価。

①②のどちらかのカプセルの摂取1時間後に運動中の判断力を測定。
50分間かけて認知疲労を誘引した後に測定。

サッカーの試合を想定しているそうです。

心拍数・血圧・血糖値・乳酸値・酸化ストレスマーカー・脱水や気分を評価。

結果・考察

・高容量の方が、低容量と比較して有意に認知疲労下での有酸素性運動中の判断力が向上。
・心拍数や精神的疲労感などは、高容量と低容量の間で有意差はなし。

フィジカルやメンタルに違いはないが、判断力には影響を及ぼしたようです。

ブログ執筆者まとめ

ココアに多く含まれるポリフェノールの一種、ココアフラバノールを運動前に摂取することで運動中の判断力の低下を抑えることができそうということがわかりました。
アスリート全般にとって朗報と言えそうですが、競技やポジションによっては特にニーズが高そうな結果となりました。
また、競技時間が短い種目でも練習中の判断力の低下によるケガを防ぐ目的としてもよさそうです。

今回は運動後50分での測定ですが、野球であれば試合時間が3~4時間になるので今回の高容量で足りるのか、試合中に追加で摂取が必要なのか、気になる所です。

ココアフラバノール500mgを摂取しようとすると、こちらの商品「濃縮カカオカプセル エピカカオ」では、3粒でココアフラバノール(カカオフラバノール)が198mg摂れるようなので、8粒摂取する必要がありそうです。 また、こちらの商品「チョコレート効果Wプラス 75g 」では、3枚でココアフラバノール(カカオフラバノール)が100mg摂れるようなので、15枚取する必要がありそうです。 なかなかの量ですね。
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今後の研究でココアフラバノールが500mgも要らず、200mgでも十分といったことがわかれば、手軽に実践していけそうですね!

※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
じっくり論文の内容を確認したい方は各論文のタイトルからチェックしてみてください。

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