ランニング後は低脂肪で高糖質の甘い物が食べたくなる?
論文情報
タイトル
著者名
宮下 昌司、他
所属
早稲田大学スポーツ科学学術院
内容要約
目的
運動によって報酬系が変化し、食欲に影響を与えるかについて調べた研究
方法
対象
男性14名
年齢22.5±1.6歳
BMI20.8±1.7
無作為化クロスオーバー法
食べ物に対する好みや欲求の程度はLFPQ(Leeds Food Preference Questionnaire)という指標の日本語版(LFPQ-J)を用いて評価
運動(または安静)の直前および直後に評価
ランニングチームと安静チームで比較
ランニングチームはトレッドミルを用いた70%VO2maxで30分間のランニング
安静チームは30分間の安静座位
結果・考察
脂肪性食品
・ランニングチームでは、ランニング前と比較すると脂肪性食品に対する欲求や好みが有意に低下。
・安静チームでは、安静前と比較しても脂肪性食品に対する欲求や好みに変化なし。
塩味と甘味
・ランニングチームでは、ランニング前と比較すると塩味よりも甘味を好むという変化が生じた。
・安静チームでは、安静前と比較しても塩味と甘味に対する欲求や好みに変化なし。
運動によって低脂肪食や甘いものを食べたくなることがわかった。
運動によって消費したエネルギーを低脂質な食事で補いきれるのか、女性や中年~高齢者でも同様の変化が見られるのか、食欲はどの程度で元に戻るのかが気になるポイント。
※ブログ執筆者は研究者ではないので、細かい点で間違いがあるかもしれません。
ご了承いただけますと幸いです。
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