カフェインの各国目安とドリンクに含まれるカフェイン量のまとめ
各国におけるカフェイン摂取の目安
日本
明確な基準や具体的な摂取量の目安はなく、情報発信のみ
内閣府食品安全委員会
・食品中のカフェイン
・お母さんになるあなたと周りの人たちへ -妊娠の前から気をつけたい食べ物のこと-
消費者庁
厚生労働省
・食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ＆A ～カフェインの過剰摂取に注意しましょう～
国民生活センター
・飲料のカフェイン含有量に関する調査－知らずに多く摂取していることも！？－
WHO（世界保健機関）
対象：妊婦
目安：1日300mgまで
アメリカ［米国食品医薬品局（FDA）］
対象：成人
目安：1日400mgまで
ヨーロッパ［欧州食品安全機関（EFSA）］
対象：成人
目安：1日400mgまで
1回200mg（3mg/kg体重）まで
対象：妊婦・授乳婦
目安：1日200mgまで
対象：子ども
目安：1日3mg/kg体重まで
カナダ
対象：成人
目安：1日400mgまで
対象：妊婦・授乳婦
目安：1日300mgまで
対象：子ども
目安：1日2.5mg/kg体重まで
オーストラリア・ニュージーランド
対象：成人
目安：1日400mg or 1回200mgまで
対象：妊婦・授乳婦
目安：1日200mgまで
対象：子ども
目安：1日3mg/kg体重まで
カフェイン摂取量の目安まとめ
各国におけるカフェイン摂取量の目安をまとめると、以下のようになりました↓
成人は1日400mg or 1回200mgまで
妊婦・授乳婦は1日200～300mgまで
子どもは1日2.5～3.0mg/kg体重まで（2024年6月時点）
次にカフェインが含まれるドリンクにはどのようなものがあるのか見ていきましょう！
ドリンクに含まれるカフェイン量
コーヒー
コーヒーに含まれるカフェイン量は60mg/100mL
（条件→浸出法：コーヒー粉末10g、熱湯150mL、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
具体例としてスタバの各サイズで単純計算すると以下のようになります。
ショート：240ml→カフェイン量：144mg
トール：350ml→カフェイン量：210mg
グランデ：470ml→カフェイン量：282mg
ベンティ：590ml→カフェイン量：354mg
目安からすると、トールまでにしておきましょうとなりますが、スタバの抽出条件は不明です。
スタバのホームページには栄養成分情報のページにカフェイン量も掲載されているので、気になる方は確認してみてください。
スタバの栄養成分情報ページ
紅茶
紅茶に含まれるカフェイン量は30mg/100 mL
（条件→浸出法：茶葉5g、熱湯360 mL、1.5～4分、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
紅茶のカフェイン量はコーヒーの半分程度となります。
カフェインを気にせずに紅茶を楽しみたい方は、キーコーヒーからカフェインレスの紅茶（アールグレイやアップルティー
など）も販売されているので試してみてください↓
緑茶
緑茶に含まれるカフェイン量は20mg/100mL
（条件→浸出法：茶葉10g、90℃湯430mL、1分、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
緑茶のカフェイン量はコーヒーの1/3程度となります。
具体例として、サントリーのホームページを見てみると、伊右衛門は100mlあたり10mgのカフェインが含まれるようです。
ただし緑茶の中でも玉露はカフェインを多く含み、カフェイン量は160mg/100mL となります。
（条件→浸出法：茶葉10g、60℃湯60mL、2.5分、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
緑茶の8倍、コーヒーの2.7倍となりますので、カフェイン量が気になる方は注意しましょう。
調べてみると、伊右衛門や生茶のカフェインゼロが販売されているようですので、気になる方はぜひ↓
ほうじ茶
ほうじ茶に含まれるカフェイン量は20mg/100mL
（条件→浸出法：茶葉15g、90℃湯650mL、0.5分、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
ほうじ茶のカフェイン量はコーヒーの1/3程度となります。
具体例として、伊藤園のホームページを見てみると、お～いお茶 ほうじ茶は100mlあたり13mgのカフェインが含まれるようです。
調べてみると、十六茶ほうじ茶のカフェインゼロが販売されているようですので、気になる方はぜひ↓
ウーロン茶
ウーロン茶に含まれるカフェイン量は20mg/100mL
（条件→浸出法：茶葉15g、90℃湯650mL、0.5分、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
ウーロン茶のカフェイン量はコーヒーの1/3程度となります。
具体例として、サントリーのホームページを見てみると、サントリー烏龍茶OTPPは100mlあたり20mgのカフェインが含まれるようです。
サントリー 烏龍茶 2L
玄米茶
玄米茶に含まれるカフェイン量は10mg/100mL
（条件→浸出法：茶葉15g、90℃湯650mL、0.5分、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
玄米茶のカフェイン量はコーヒーの1/6程度となります。
具体例として、伊藤園のホームページを見てみると、お～いお茶 玄米茶は100mlあたり5mgのカフェインが含まれるようです。
抹茶
抹茶に含まれるカフェイン量は3.2g/100g
（条件→お湯70mLに粉末1.5gを溶解した場合、カフェイン含有量48mg、日本食品標準成分表2020（八訂）より）
スティックタイプのさっと溶ける抹茶も市販されているようですね↓
コーラ
コーラにもカフェインが含まれています。
具体例として、コカ･コーラのホームページ・ペプシコーラのホームページを見てみると、コカ･コーラ、ペプシコーラともには100mlあたり10mgのカフェインが含まれるようです。
ペプシには、100mlあたり30mgのカフェインと紅茶並みにカフェインを含む、「ペプシ リフレッシュショット」というコーラも販売されているようです↓
調べてみると、コカ･コーラ ゼロカフェインが販売されているようですので、気になる方はぜひ↓
エナジードリンク
エナジードリンクにもカフェインが含まれています。
いくつか具体例をみてみると、
・モンスターエナジー：100mlあたり40mg
・モンスターエナジー ゼロシュガー：100mlあたり40mg
・ZONe ENERGY Ver3.0.0：100mlあたり30mg
・HYPER ZONe：100mlあたり37.5mg
・レッドブル・エナジードリンク：100mlあたり32mg
ということがわかりました。
また調べてみると、カフェインレスのエナジードリンクも販売されているようですので、気になる方はぜひ↓
ドリンクに含まれるカフェイン量まとめ
各ドリンクに含まれるカフェイン量の目安をまとめると、以下のようになりました↓
コーヒー：60mg/100mL
抹茶：48mg/70mL
エナジードリンク：30～40mg/100mL
紅茶：30mg/100mL
緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶：20mg/100mL
玄米茶、コーラ：10mg/100mL
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